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聞いたCDや読んだ本の履歴。そして日々思うこと。
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チベットはどうなってしまうのでしょうか?
今日のニュースでこそ、
ちょっと国際社会の目が効果を発してきたようですが、
昨日の時点では、
「投降しなければ、ダライ・ラマ勢力と『人民戦争』との最終通告」
といったような記事がサラッと出るような状態でしたよね。

昨日は、どこかの局のドキュメンタリーか何かで、
「イラク戦争は間違いだった。
確かに、起こす前にはいろいろなシナリオを描いていた。
しかし、私達は最悪の選択をしてしまった。
私は、私と私の仲間のしたことが、なぜ間違っていたかを後世に記す」
といったイラク亡命者(それともマリキ首相だったろうか?)の
インタビューがやっている一方で
ネットを開けば、上述の「人民戦争」との記事。
なんとも複雑な気分ですね。

 自分がどこの誰で、どんなに注意しても、
色のつかない真実なんて手には入らないものだと思います。
一見信用できる様に見える、
数値やデータとしての知識だって、必ずしも信用できるとは限らない。

 それでも我々は、「自分はいろいろ知っている」との自負の元、
物事の大きさに対して、なんとも頼りないほどわずかな根拠を元に、
持論の正しさを主張する。
もちろん、私のようなプーより、
沢山の事を勉強している方々が一杯いると思います。
 でも、こういう大きな問題って大体、
最終的に行きつく、善か悪か、みたいなところでは、
同軸上で対立(対応?)するのですが、
その根拠において同軸上で勝負することって割と少ないですよね。
 
 つまり、みんなそれぞれ着眼点が色々違って、
たとえば、「~だから、どちらかといえば良かった」
みたいな意見があったとして、
それに対して、「いや、その根拠はこうおかしいから、やはり良くない」
といった感じにならない。
「~だから、どちらかと言えば良かった」と来たら、
「いや、でも~だから、褒められたものではない」みたいに、
確かに同じ話題についてではあるけれど、
必ずしも対応していないという事が多いと思うんです。

 別にそれが悪いとかではなくて、
それだけやはりこういう問題は多元的で、
複雑な構造をなしているという事ではあると思うのです。
いうなれば人間の脳構造のように、少なくとも現時点では、
かなり勉強したからといってその全貌を把握できるようなレベルではない
というのに近いと思います。
 そしてそれは誰しも分かっている事でしょう。
でも、それでもみんな自分の持っている情報を元に、
自分の考えを「言い切り」の形で表現しないではいられない。
そして、持論の正しさを相手に納得させるために、
議論を戦わせる。
まぁ、それしか話し合うやりようを知らないのだとしたら、
ある意味ではしょうがないですし、
今すぐ国としてどう行動するか、を決めるような立場の人なら
当然それをするのはしょうがないと思うのです。
そこには単純な綺麗事より現実原則が優先されるべきだからです。

 しかし、そうではない第三者の私達がすべきことは、
ただ自分の知識の広さをひけらかし、
相手に議論で勝って優越感に浸りたいだけではないというのなら、
問題の大きさに対して少しでも、足る根拠を手に入れる為の、
情報交換をするという事ではないでしょうか?
もちろん議論をしていれば、その過程でも新たな知見は手に入りますが、
余計な主張に時間をとられるし、
大きく出ちゃって後に引けない、みたいなつまらないプライドによって、
相手の意見に素直に耳が傾けられなかったりすると思うんです。
人間ですし。

 私はどんなに頑張っても、
チベットの人でもなければ、
中国の人でもない。
第三者です。

しかし、当事者ではどうにもできない事がある、と私は考え、
それについて考えていくのが第三者の役割だと考えます。
「関係ないのに、出しゃばるな」と、
よく罵声が飛ぶことがありますが、
場合によっては、関係ない立場だからこそ
出てくる必要がある事が多々あると思うのです。

 我々は当事者ではないし、
当事者の気持ちを完全に理解する事は出来ない。
しかも「当事者」と一言でいっても、
それだって集合体につけた言語表象ですから、内実は十人十色です。
もちろん理解しようという姿勢はとても大事だとして、
しかし、我々は第三者として、
日本人であれば日本人というそれ固有の立場で出来る事を、
最大限にやっていくべきなのだろうな、と自分は思います。 

長くなってもうわけわからなくなってきました。
ここらでやめときます。

<音楽は?>
・Andy Narell 「Down The Road」
・Sarah Vaughan 「Sarah Vaughan」
・Esbjörn Svensson Trio 「Seven Days Of Falling」
・小沼 ようすけ 「The Three Primary Colors」
・Jewel 「Spirit」
・Os Cariocas 「A Bossa Dos / Mais Bossa Com」
・Corduroy 「Dad Man Cat」
・Choro Club 「Brasilliana」
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東京都内で活動しているトレモロのベース&ボーカルやっとります。怪しいむにょむにょではギター&ボーカルやってます。
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